top of page

組み立て手順

​工作キットの組み立て手順について説明します。

作業時間:およそ半日​

​必要な工具など

  • ハンダごて

  • ニッパー

  • グルーガン

  • プラモデル用などの接着剤

  • 精密ドライバー

  • 006P(9V)乾電池

​まず最初に、開梱すると↓のような状態になるかと思います。

※ 基板や部品の色はバージョンによって異なります。

キットに付属の部品確認リストを見ながら、部品が足りているか確認してください(多く入っている場合は気にしないでください)。

DSC_1835_edited.jpg
DSC_1837.JPG

部品の確認が終わったら、まずキーの組み立てを行います。

​接着剤で固定するので最初に作業して、最後に取り付けます。

​こちらも、始める前に部品が足りているか確認してください。​

DSC_1919_edited.jpg
DSC_1920.JPG

上の写真のように接着剤を塗布し組付けます。
※ 透明な部品の十字部分がキーの中央に位置しているか確認してください。​

DSC_1923.JPG

​全て取り付けたら固まるまで放置します。ゴム部品は固まったら取り付けます。

さあ、いよいよ電子部品を実装していきます。

※ 基板のパターンに (*) がついているものは、実装順序を間違えると他の部品が取り付けできなくなるものですので必ずマニュアルに従って実装してください。

下の写真の番号順にハンダ付けを行ってください。高さの低い順に実装していくのは、部品をテーブルと基板の間で押さえながら作業するためです。
​(7) の部品は2つ下の写真を参考に取り付けてください。

※ D2 と印字されている部品の方向は特に重要(間違えると動作しない)なので、よく見て取り付けてください。

DSC_1841.jpg
DSC_1849.JPG

ハンダ付けした側の余分な足はカットしてください。
​四角い部分には電池ホルダが来るので足が長いと干渉します。

​この先も似たような作業が続きますので、足の長い部品はハンダ付け後にカットしてください(説明は省略します)

DSC_1853.JPG

PAM8012 というアンプを、さきほど順序 (6) で取り付けた連結ソケットに取り付けます。SPK と書かれた側のピンは4本すべてハンダ付けしても構いませんが、端の方だけハンダ付けするのでもOKです。

DSC_1854_edited.jpg
DSC_1856_edited_edited.jpg

続いて反対側の部品を実装していきます。下の写真のように実装しますが、ここもまた、低い部品順=左(黒いコネクタ)から実装します。
※ LED は向きが重要(間違えると点灯しない)なので注意して実装してください。

DSC_1861_edited.jpg

基板ミスのため、
下の写真のように
​クロスして取り付けます

ver.1.6B の基板にはミスがあり、47Ωの抵抗を下の写真のようにクロスして取り付ける必要があります。ショートしないように気をつけて実装してください。

ohm47_fix.jpg

LED は LED ベースに差し込んだ状態で、黒いコネクタ側に足の長い方を差します。

DSC_1858_edited.jpg
DSC_1859_edited.jpg

 

 

​今度は裏面を実装します。

ESP32 DEVKIT-C → キースイッチ→電池ホルダー、の順でハンダ付けします。
ESP32 DEVKIT-C は足がたくさんあるので、1か所ハンダ付けしたら2つ下の写真のように隙間がないか、傾いてないか、を確認してから残りのハンダ付けを行ってください。
※ 隙間と傾きの確認作業をしないまま進めると後で修正する事はできません。

DSC_1881.JPG
DSC_1867_edited.jpg

 

 

また表面の作業に戻ります。
下の写真のように実装します。順序はスピーカー → キースイッチの順です。

​スピーカーには極性があります(間違えても鳴ると思いますが)ので確認して実装してください。キースイッチは1つ1つハンダ付けしても良いですが、私は定規などを使って5個ずつまとめて裏返してハンダ付けしています(写真参照)。

DSC_1882.JPG
DSC_1872_edited.jpg
DSC_1879.JPG

基板実装(ハンダ付け)作業はこれで終了です。お疲れ様でした。

休憩なしで作業している方は、お茶やコーヒーなどを飲んで一息ついてください。

​次に、マウスピースの作業に移ります。

グルーガン(ホットメルト)を温めながら下記写真の部品を準備してください。

※ 気圧センサーBMP180 はケーブルと接続した後に簡易的な防水加工を施していますのでハンダごてを当てないでください。当てるとニオイと煙が出るかもしれません。

DSC_1884_edited.png

グルーガンが温まったら、気圧センサーを下の写真の方向に差し込みます。
※ 向きを間違えると水分がセンサー内に入り動作不良を起こすかもしれません。

DSC_1885.JPG

差し込んだら、グルーガンで隙間を埋めていきます。隙間があると息が漏れて正しく演奏できなくなる可能性があります。

※ この時、あまり高く盛らないように注意してください。高すぎると最後のマウスピース取り付けの際に干渉します。干渉した場合、カッター等で慎重に削ってください。

DSC_1886.JPG
DSC_1890.JPG

グルーガンが温まっているうちに、下記の部分を適当に固定してください。

​しなくても動作しますが、部品がグラグラします

DSC_1891_edited.jpg
DSC_1892_edited.jpg
DSC_1893_edited.jpg
DSC_1894_edited.jpg

​とうとう最終合体の時がやってきました。

​ボディに基板を差し込んでいきます。下の写真を参考にボディ内部のスリットに慎重に差し込んでください。

※ キースイッチに干渉する所まで差し込んだら一旦ストップしてください。

DSC_1895.JPG
DSC_1896.JPG

​基板を差し込んでいくと、途中でキースイッチが干渉して入らなくなりますので、

マウスピースの接続作業に移ります。

下記写真のようにマウスピースのコネクタをメイン基板に接続し、ケーブルは長いので巻くようにして納めてください。結束バンド等で小さくまとめてもいいかもしれません。

DSC_1902.JPG

​マウスピースの接続が終わったら基板の差し込みを再開します。

表面、裏面ともに、指でキースイッチを押さえながら差し込み続けます。

DSC_1897.JPG
DSC_1904_edited.jpg

​差し込み終わったら、ネジ止めをします。奥まで入りにくいようでしたら2つ下の写真のように本体を縦にして上から少し押さえつつネジ止めします。

※ 少し押さえてもネジ止めできなさそうであれば、マウスピース作業の際に述べた「グルーガンで盛りすぎている」状態かもしれませんので、取り外して慎重に削ってください。

DSC_1906.JPG
DSC_1907.JPG

ネジ止めが終わったら、下の写真のように LED カバーを押し込んで取り付けます。

※ 強い力で押すと本体が割れますので、慎重に押しこんでください。入らない場合は LED カバーの出っ張っている部分をカッター等で削ってください。逆に緩い場合は接着剤等で固定してください。

DSC_1909.JPG

最後に「作業開始時に作ったキー」に静音リングをつけてから本体に嵌め込みます。

※ この時、キーの高さに注意してください。高いもの2つは裏側に取り付けます。間違えると引き抜きに苦労するかもしれません。

DSC_1927_edited_edited.jpg
DSC_1924_edited.jpg
DSC_1929_edited.jpg

マウスピースの側面についている、ホールキャップを上部の穴を塞ぐように取り付けたら完成です。キャップはボディと同じ色に塗ると見た目がより良くなります。

DSC_1932.JPG

おめでとうございます!
これにて作業は終了です。お疲れ様でした!

電源を入れましょう。まず下記写真を参考に、電源を切った状態にし、ボリュームを最小にします。

※ この時、電源スイッチとボリュームの位置に注意してください。間違えると突然大きな音が鳴る恐れがあります。

DSC_1914.JPG

​電源OFF

​ボリューム最小

裏面に 006P (9V) 電池を装着します。

​少し入れづらいですが、電極側を差し込んだら反対側を強く押し込みます。

DSC_1915_edited.jpg

嵌めたら電源スイッチを先ほどとは逆に入れて電源を ON にします。

​この時、ボリュームは最小にしてあるので何も音が鳴りませんが、ボリュームが上げてあると「ポー」という音が起動時に1秒程鳴ります。また、電源 ON の間は LED がうっすら光っています。LED は吹くと強く光ります。

※ 電源の切り忘れに注意してください。オートパワーオフ機能は無いので、忘れると電池が知らないうちにゼロになってしまいます。

 

あとは 取扱説明書 のページを参考に色々吹いてください。

それでは、小型ウインドシンセサイザーとの生活をお楽しみいただければと思います。ありがとうございました!

bottom of page